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学問の神様 湯島天満宮

古くから「湯島天神」「湯島神社」と呼ばれて親しまれていますが、平成12年に「湯島天満宮」が正式名称と定められました。東京で『学問の神様』、『受験の神様』と言えば湯島天満宮でしょう。毎年数多くの受験生が合格祈願に訪れ、境内には数えきれないほどの絵馬が並んでいます。学業成就や合格祈願の他、交通安全祈願の車のお祓いなども行われています。2月頃からは境内に約300本ある梅が見事な花を咲かせ、「梅まつり」も開催されます。ちょっと足を伸ばしてお散歩はいかがでしょうか。

菅原道真と梅

和歌にも漢文にも秀でていた菅原道真は梅にまつわる歌をいくつも残しています。道真が5歳にして詠んだと言われている和歌も、11歳の時に初めて詠んだとされる漢詩も、どちらも梅にまつわるものです。道真が太宰府へ左遷されることとなった時に詠んだ

「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ」
(春の風が吹いたら 匂いを太宰府まで寄越しておくれ、梅の花よ 主人(=道真)がいないからといって 春を忘れてはいけないぞ)


という歌はご存知の方も多いかもしれません。
道真を追いかけて梅が一夜にして太宰府まで飛んできた、という「飛梅伝説」も広く知られています。そんな道真が祀られる「天満宮」には梅の花が植えられていることが多いのです。湯島天満宮では毎年2月上旬から3月上旬にかけて「梅まつり」が開催されます。湯島天満宮の梅の大半は「白加賀」という品種の白梅だそうです。もちろん紅色の梅もたくさんあり、品種の違う梅を何種も楽しむことができます。

菅原道真と牛

菅原道真は丑年生まれだったため、牛を可愛がっていたと言われています。そして亡くなった日は「丑の日」。「自分の遺骸を牛車にのせて人にひかせず、牛の赴くところにとどめよ」という遺言により、「遺体を載せた牛車が止まった場所」に埋葬、廟が建立され、その場所がのちに太宰府天満宮となったとされています。「天満宮」と呼ばれる神社の多くには「撫で牛」が置かれています。自分の身体の悪い部分を撫でたあと、撫で牛の身体の同じ個所を撫でると悪い部分が治る、という言い伝えがあります。(湯島天満宮の撫で牛は現在、感染症対策のため触れることはできません)

スタッフのひとこと

3番出口を出て左手にあるタイ料理店の角を左へまっすぐ 歩いていくと、左側に湯島天満宮の入口があります。 タイ料理店の隣には香港料理のお店もあり、参拝の前後に お腹を満たすのも良いかもしれません。

アジア会館からのアクセス

東京メトロ千代田線
乃木坂駅 から「湯島駅」下車 (乗車時間 約15分)
3番出口より徒歩3分