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~アジア会館のおすすめ~ 六本木 おつな寿司
おつな寿司
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おつな寿司は、創業明治8年。つなさんという女性が始めた一件の茶屋が、その歴史の始まりでした。おつな寿司を代表する『いなり寿司』は、裏返しの油揚げに柚子皮が香るシャリが特徴。これは、つなさんの女性ならではの遊び心や工夫が込められていると言われています。
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何年も通い続ける常連さんも多く、地元のお客さんだけでなく、全国にファンがいるそうです。その理由は六本木という立地にあります。現在の東京ミッドタウンが、明治時代に麻布駐屯地だった頃、全国から集まった人々が、故郷への手土産にいなり寿司を持って帰ったそうです。それがおつな寿司の名が各地に広まる最初のきっかけでした。
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また、別のきっかけもありました。30〜40年前、あるテレビ局が油揚げが裏返しのいなり寿司を『裏番組を食う』というゲン担ぎで、ロケや楽屋のお弁当や差し入れとして買いはじめました。この話がメディアに取り上げられることで、その名をまた全国に広めることになります。「片手で簡単に食べられるタイプの弁当が重宝されたから」と6代目の近藤さんは控えめにお話しくださいましたが、テレビ局関係者からは今でも親しまれているようです。
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お持ち帰りのいなり寿司だけでなく、店内では江戸前の握り寿司も楽しめます。カウンター席が多いのでお一人様でも入りやすく、ランチ営業では手頃なお値段で握りたてのお寿司がいただけます。
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六本木という街の移り変わりを肌で感じてきたおつな寿司。街は変われども懐かしの味は変わらない。100年以上、大切に受け継がれてきた味をぜひ堪能してみませんか。
【店舗情報】
店名:おつな寿司
住所:東京都港区六本木7丁目14−4 レム六本木ビル1F
電話番号:03-3401-9953
公式ホームページはこちら
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